후리가나로 읽는 일본 고전
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みちくさ
道草
夏目 漱石의 道草(みちくさ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,812자 · 293화면
細君の方ではまた帰ろうが帰るまいがこっちの勝手だという顔をした。その態度が憎らしいので、健三は同じ言葉を何遍でも繰り返して憚らなかった。
「じゃ当分子供を伴れて宅へ行っていましょう」
細君はこういって一旦里へ帰った事もあった。健三は彼らの食料を毎月送って遣るという条件の下に、また昔のような書生生活に立ち帰れた自分を喜んだ。彼は比較的広い屋敷に下女とたった二人ぎりになったこの突然の変化を見て、少しも淋しいとは思わなかった。
「ああ晴々して好い心持だ」
彼は八畳の座敷の真中に小さな餉台を据えてその上で朝から夕方までノートを書いた。丁度極暑の頃だったので、身体の強くない彼は、よく仰向になってばたりと畳の上に倒れた。何時替えたとも知れない時代の着いたその畳には、彼の脊中を蒸すような黄色い古びが心まで透っていた。
彼のノートもまた暑苦しいほど細かな字で書き下された。蠅の頭というより外に形容のしようのないその草稿を、なるべくだけ余計拵えるのが、その時の彼に取っては、何よりの愉快であった。そして苦痛であった。また義務であった。
巣鴨の植木屋の娘とかいう下女は、彼のために二、三の盆栽を宅から持って来てくれた。