일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

みちくさ

道草

夏目 漱石

夏目 漱石의 道草(みちくさ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,812자 · 293화면

아오조라 문고

しかし兄貴も能くまあこんなものを取って置いたものだね。困っちゃ何でも売るくせに」

細君は健三の顔を見て笑い出した。

「誰も買い手がないでしょう。そんな虫の食った紙なんか」

「だがさ。能く紙屑籠の中へ入れてしまわなかったという事さ」

細君は赤と白で撚った細い糸を火鉢の抽斗から出して来て、其所に置かれた書類を新らしく絡げた上、それを夫に渡した。

「己の方にゃしまって置く所がないよ」

彼の周囲は書物で一杯になっていた。手文庫には文殻とノートがぎっしり詰っていた。空地のあるのは夜具蒲団のしまってある一間の戸棚だけであった。細君は苦笑して立ち上った。

「御兄さんは二、三日うちきっとまたいらっしゃいますよ」

「あの事でかい」

「それもそうですけれども、今日御葬式にいらっしゃる時に、袴が要るから借してくれって、此所で穿いていらしったんですもの。きっとまた返しにいらっしゃるに極っていますわ」

健三は自分の袴を借りなければ葬式の供に立てない兄の境遇を、ちょっと考えさせられた。始めて学校を卒業した時彼はその兄から貰ったべろべろの薄羽織を着て友達と一所に池の端で写真を撮った事をまだ覚えていた。