일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くろふねぜんご

黒船前後・志士と経済他十六篇

服部 之総

服部 之総의 黒船前後・志士と経済他十六篇(くろふねぜんご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 121,901자 · 247화면

아오조라 문고

三 芹沢鴨

そこで「浪士組」は滞京わずか二十日ほどで再び江戸へ帰された。公式の理由は、折から切迫した英幕危機に備えて、関東で攘夷先頭を承われというにあった。だが彼らが肥後守と京都を後にした瞬間から、江戸幕府にとっては、ただまっとうに「攘夷」の素志があるというだけですでに厄介な代物だった。英幕危機が高潮に達し、同時に英幕講和が極秘裡に画策されつつあった四月中旬に、清河以下「浪士組」領袖が、長州でも肥後守でもなく幕閣の秘密命令で一網打尽にされるには、必らずしも清河らの討幕陰謀を必要としまい。領袖を奪われて改組された「浪士組」――「新徴組」は、もうただ従順な幕府の番犬だった。

とすれば、「浪士組」東下に際して、特に「尽忠報国有志の輩」として、総員二百二十一名のうちから二十名足らず、京都にふみとどまって組織した「新撰組」は、どんなものであろうか。

三 芹沢鴨

わずか一割に足らぬ残留組の中心は常陸芹沢村の郷士芹沢鴨を首班とする水戸浪人の一派で、京都の政情に望みをかけ、中央――京都における合体尊攘方策の即時実現をまだ夢みていた。武田耕雲斎のごとき水戸尊攘派領袖が慶喜側近として京都に頑張り、見込違いをまだまだ悟りきれなかった折柄のことである。