후리가나로 읽는 일본 고전
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くろふねぜんご
黒船前後・志士と経済他十六篇
服部 之総
服部 之総의 黒船前後・志士と経済他十六篇(くろふねぜんご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 121,901자 · 247화면
せて退京しはじめ、虚に乗じて筑波に討幕の旗があがり、洛中にも怪しげな物の気配が香いはじめたというとき、将軍はあわを食って東帰を言上した。
このとき新撰組は必死となって――隊を解散するぞといって反対した。その建白書の中で、われわれは本来公武一和攘夷決行の御召によって上京した者であって、市中見廻りのため御募りに相成ったわけでも、また見廻りの奉公のつもりで御勤めしている次第でも絶対にないのだから、攘夷御決断もなくそのまま東帰さるるようなら、末の見込もないことで迷惑の結果は、自然銘々の失策もでき、かえって公儀の御苦労にも及んでは恐入奉るので、万一このまま御発駕になるのでしたらわれわれ一統に離散仰せつけられたい、と鬱ぼつたる語気をみなぎらせている(五月三日付老中への建白書)。
将軍はさっさと帰っていったが、守護職松平肥後守の故に、新撰組は黙って市中見廻りを継続しているうち、一カ月目に、池田屋事件が起ったのである。
かねてにらんでいた四条小橋の古道具屋に踏みこんで、主人を検挙して吐かせてみたら……有名なこの一件について書くまでもあるまい。池田屋で秘密に会合した討幕派の陰謀は、すでにもう「攘夷」