일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くろふねぜんご

黒船前後・志士と経済他十六篇

服部 之総

服部 之総의 黒船前後・志士と経済他十六篇(くろふねぜんご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 121,901자 · 247화면

아오조라 문고

の原因を、あくまでオッペルトは、「一行中唯一人の不徳漢たりし一外人水夫」の所為に帰している。

彼ら――オッペルト、船長、フェロン師以下――は官兵と仲よく談笑しながら「散歩」していた。その間に例の不徳漢が朝鮮人の小牛を盗んで帰ろうとしたので、朝鮮兵から射撃され、マニラ人が一人即死、一人負傷、問題の不徳漢自身も負傷のため死んだ。「マニラ人は可愛想だったが、事件の元凶たる不徳漢が所詮天罰を免れ能わなかったという事実は、我々一同を満足させた、小牛はいうまでもなく返却した…………」。

してみるとオッペルトは、その敵を最後まで疑ってすらみず、引懸った策略の結果をさえひたすら自己側の不徳に帰して自己を責めるほどの、善人中の善人として、いみじくも自己を画き出したものといわねばなるまい。彼の『紀行』中に出てくる悪人といっては、ただ虐政者大院君と牛泥棒の水兵あるのみで、前者にたいする王陵発掘事件も後者にたいする死の処罰も、ともに天理と世界正義の発動であり、しかもオッペルトが最後にいたって天から降ったように書加えたところによると例の牛泥棒の不徳漢は「我々の内地進入(撥陵行)を遅延させた張本人でもあった」