일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くろふねぜんご

黒船前後・志士と経済他十六篇

服部 之総

服部 之総의 黒船前後・志士と経済他十六篇(くろふねぜんご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 121,901자 · 247화면

아오조라 문고

(慶応二年十一月七日付、福沢英之助への書翰、『福沢諭吉伝』第一巻)と記し、いずれもその時期にとっては現実的なラジカルな政見を抱懐したのである。にもかかわらず彼自身はついに何一つ現実的でもラジカルでもなかった。というのも彼は自己の政見が実現さるるためのいかなる可能性も、いかなる勢力も、内外にこれを認むることをえなかったし、また触知しうるための能動性を自ら欠いていたからである。

当時――右の手紙を福沢が書きつつあったころ、西南倒幕派はすでに攘夷のスローガンを陰に撤去し、「大名同盟」の右派綱領にことごとく反対して福沢のいわゆる「モナルキ」のために着々道を舗きつつあった。しかも福沢にとって西南倒幕派はいつまでも「彼らが取って代ったらお釣の出るような攘夷家」(『自伝』)として映じ、緒方塾時代の同窓村田蔵六(大村益次郎)のごとき死ぬまで福沢の目には「云々の攘夷家」である。しょせん眼あって触手なき、福沢はインテリであった。

幕末日本のなかに現実的にいっさいの曙光を見失っている彼は、彼自身の内部にあらゆるものを――そして彼自身の内部は「西洋」のなかにすべてのものを、期待しなければならぬ。