일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くろふねぜんご

黒船前後・志士と経済他十六篇

服部 之総

服部 之総의 黒船前後・志士と経済他十六篇(くろふねぜんご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 121,901자 · 247화면

아오조라 문고

以降の福沢である。

『学問のすゝめ』はひとしく不拘束なるものである。そこにはしかし、背後に確乎たる一つの社会的基盤が脈づいている。そればかりではない、一つの明確な政治的指向がある。時の政権の将来にたいする満腹の同情と信頼があり、鞭韃がある。

錦旗東京城に飜ってのちも、福沢の心事は暗く閉じがちであった。「出島」演説の日のごとく昂揚するすぐあとから、子供を坊主にしようかとまでひとりで沈みきった。

「その時の私の心事は実に淋しい有様で人に話したことはないが今打明けて懺悔しましょう維新前後無茶苦茶の形勢を見てとてもこの有様では独立は六かしい他年一日外国人から如何なる侮辱を被るかも知れぬ、さればとて今日全国中の東西南北何れを見るも共に語るべき人はない、自分一人では勿論何事も出来ずまたその勇気もない実に情ない事であるがいよいよ外国人が手を出して跋扈乱暴というときには自分は何とかしてその禍を避けるとするも行く先きの永い子供は可愛そうだ一命に掛けても外国人の奴隷にさしたくない或は耶蘇宗の坊主にして、政事人事の外に独立させては如何、自力自食して他人の厄介にならずその身は宗教の坊主といえば自から辱しめを免がるることもあらんかと自分に宗教の信心はなくして子を思うの心より坊主にしようなどと種々無量に考えた事があるが」