일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くろふねぜんご

黒船前後・志士と経済他十六篇

服部 之総

服部 之総의 黒船前後・志士と経済他十六篇(くろふねぜんご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 121,901자 · 247화면

아오조라 문고

な共産党員や旭川民科会長がうまれ、その末弟の眼科医善友氏の客となって私はこの初旅の北隅の一夜をおくったのであるが、一日一夜の所見をまとめるだんになると、やはりこれだけの昔話を自分で整理する必要があったのである。「史癖」を人は笑うであろうか? 予備隊改め保安隊第二管区司令部がこの旭川にいまおかれているのだ。旧七師団はただ旭川に集中されていたのに反し、いまは管区のさらに上級司令部が札幌にあり、その他ルモイ、チトセ、エニワ、北見、ビホロ、オビヒロと全道にわたって諸部隊が撒布されているのである。保安隊は内乱にそなえるためのものであるとは、政府がしばしば声明したことばだ。

歯舞の声明が発せられ、旭川盆地をつつむ山塊の一角に米ジェット機が墜落し、練兵場から捜索機がぶんぶん飛んでも、このたび北海道で逢った限りの顔々から「危険地帯」と見ての不安や動揺の一かけらすら私は見たことがない。ニュースがあれだけ書きたてているのだから、知らぬがほとけのそれではない。人々は私がいま書いたような歴史を、めいめいの家族史のうちに直感的に反省しながら、それが直感的であるだけいよいよしんじつに、事態の真相を把握させているのであろう。