일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くろふねぜんご

黒船前後・志士と経済他十六篇

服部 之総

服部 之総의 黒船前後・志士と経済他十六篇(くろふねぜんご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 121,901자 · 247화면

아오조라 문고

」

御正忌の夜、第一段から、ふしをつけて読むので、きき覚えている。伝説では山伏の名はべんねんといって、板敷山の山路で聖人に切りかかると、そのつど聖人の姿はかき消えたということになっており、そんな絵を見たこともある。そして、九年まえの桜井家の結婚式の晩につぎのような話を、親戚の人たちから聞かされたのを思い出す。

この恋瀬村の桜井家に親鸞がよく泊ったというのである。その頃、桜井家の一人娘で小町と謳われたのがあって聖人に帰依して、親鸞常陸を去るにのぞんで召連れられんことを懇願したがゆるされない。そこで板敷山の麓の池に身を投げて死んだ。池は田となったが、小さな祠はいまでも残っていて命日には桜井家の当主が代々まつりを断やさないというのである。

そればかりではない。じらい桜井家には代々女児しか生まれない。桜井君の厳父にも女兄弟は一人しかいない。桜井君自身にも当時十八歳の妹さんが一人いるだけである。

端厳で無口な厳父も時々語を発してうなずいておられた。真宗の寺に生まれた私が、マルクス学の因縁からその夜の仲人となってこの家にきただけに、ちょっと消化しきれぬほどの馳走であった。