후리가나로 읽는 일본 고전
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くろふねぜんご
黒船前後・志士と経済他十六篇
服部 之総
服部 之総의 黒船前後・志士と経済他十六篇(くろふねぜんご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 121,901자 · 247화면
三
咸臨丸はその時(万延元年正月、一八六〇)遣米使節を迎えにきた米国汽走軍艦「ボーハタン」より一足先に品川を発って三十七日かかってサンフランシスコへ直航した。「船将」勝海舟以下日本人ばかりでともかくこの壮挙をやってのけたので、非常なセイセイションを起した。
ボーハタンが太平洋を渡って迎えに来たのかどうか、その前ペリー艦隊中の汽走艦ミシシッピーが、単独で太平洋を渡って帰っていったのでなかったかどうか、これらはまだ調べるための「暇」も機会もありそうにない。
ともかく間違いのない事実として、汽船による北太平洋横断に試練時代に、やっと航海術を習ったばかりの日本人の手で、東から西への無寄港横断が実現されたのである。
三
その咸臨丸――二百五十トン――は「蒸汽船とはいえ蒸汽は百馬力ヒュルプマシーネと申して港の出入に蒸汽を焚くばかり航海中は唯風を便りに運転せねばならぬ。
二、三年前オランダから買入れ値は小判で二万五千両、……その前安政二年の頃から幕府の人が長崎に行って蘭人に航海術を伝習して、その技術も漸く進歩したからこのたび使節がワシントンに行くに付き、日本の軍艦もサンフランシスコまで航海とこういう訳で幕議一決……」