일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんごくし

三国志(五)

吉川 英治

吉川 英治의 三国志(五)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 325,249자 · 653화면

아오조라 문고

陽湖の水面は夜を抱いて眠っていた。ひそかな波音が欄下をうつ。雲をかすめて渡る鳥の羽音すら燭にゆれるかのようである。恍惚――寂寞のなかに主客はややしばし唇をつぐみ合っていた。

楚々――いとも楚々として嫋やかな佳嬪が列をなしてきた。おのおの、酒瓶肉盤をささげている。酒宴となった。哄笑、談笑、放笑、微笑。孔明と周瑜とはさながら十年の知己のように和やかな会話をやりとりした。

そのあいだに、

孔明は周瑜をどう観たか。

周瑜は孔明の腹をどう察したか。

傍人には知る限りでない。

やがて、座をめぐる佳人もみな退いて、主客三人だけとなったのを見すまして、魯粛は単刀直入に彼の胸をたたいてみた。

「提督のお肚はもう決まっておりましょうな。最後の断が」

「決まっておる」

「戦いますか。いよいよ」

「……いや」

「では、和を乞うおつもりなので?」

と、魯粛は眼をかがやかして、周瑜の面を見まもった。

「やむを得まい! どう考えてみたところで」

「えっ、然らば、提督までが、すでに曹操へ降参するお覚悟でおられるのですか」

「そういえば、はなはだ屈辱のようだが、国を保つためには、最善な策じゃないかな」