후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(五)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(五)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 325,249자 · 653화면
断じて、曹賊のあくなき野望を懲らしめねばならん」
一盞また一盞、みずから酒をそそいで、彼の激色は火のような忿懣を加えるばかりである。孔明はわざと冷静に、そしてさもいぶかしげな眉をして問い返した。
「むかし匈奴の勢いがさかんな頃、しばしば中国を侵略して、時の漢朝も悩まされていた時代があります。当時天子は御涙をのんで、愛しき御女の君をもって、胡族の主に娶わせたまい、一時の和親を保って臥薪嘗胆、その間に弓馬をみがいたという例もあります。また元帝が王昭君を胡地へ送ったはなしも有名なものではありませんか。――なんで提督には、今この国家の危殆にのぞみながら、民間の二女を送るぐらいなことを、そう惜しんだり怒ったりされるのですか」
「先生はまだ知らぬのか」
「まだ知らぬかとは……?」
「喬家の二女は、養われて民間にあったことは事実だが、姉の大喬は疾くより先君策の室にむかえられ、妹の小喬は、かくいう周瑜の妻となっておる。いまのわが妻はその小喬なのだ」
「えっ、ではすでに、喬家の門を出ていたので。これは知らなんだ。惶恐、惶恐。知らぬこととは申せ、先ほどからの失礼、どうかおゆるし下さい。