일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんごくし

三国志(五)

吉川 英治

吉川 英治의 三国志(五)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 325,249자 · 653화면

아오조라 문고

玄徳はまた、月下の江上を上下してゆく快舸を見て、

「なるほど、北人はよく馬に騎り南人はよく舟を走らすと世俗の諺にもありましたが、実に、呉人は水上を行くこと平地のようですね」と、いった。

孫権は、どう勘ちがいしたか、

「なに、呉の国にも、良い馬もあり、上手な騎手もいます。ひと鞍当てましょうか」

たちまち、二頭の駿馬をひき、ふたり轡をならべて、江岸の坡まで駈けた。玄徳もよく走り、孫権もさすが鮮やかだった。そして、相かえりみて、快笑した。

呉の土民がここを後に「駐馬坡」と称んだわけは、この由緒に依るものだとか。

こんな事もあったりして、玄徳はつい逗留十数日を過した。その間、試されたり、脅かされたり、しかも日々夜々歓宴、儀礼、見物、招待ずくめで、心身も疲れるばかりだった。

趙雲子龍も心配顔だし、喬国老も案じてくれた。国老はそのためしばしば呉の宮中に通って母公をうごかし、孫権をなだめ、遂に吉日を卜して、劉玄徳と呉妹君との婚礼を挙げるところまで漕ぎつけてしまった。

華燭の典の当日まで、趙子龍は主君の側を離れず喬国老に頼んで五百の随員――実は手勢の兵も呉城に入れることの許可を得、間断なく玄徳の身を護っていたが、婚礼の夜いよいよ後堂の大奥へ花婿たる玄徳が入ることになると、さすがにそこから先の禁門には入れもしなかったし、入れ