일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんごくし

三国志(五)

吉川 英治

吉川 英治의 三国志(五)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 325,249자 · 653화면

아오조라 문고

などというのもあるし、

「五斗米教のお札を門に貼ってから、奇妙に盗賊が押しかけて来ない」

などと、迷信、浮説、嘘、ほんと、雑多な声に醸されながら、いつのまにか漢中におけるこの妖教の勢力とその殿堂は、国主を凌ぐばかりであった。

教主は、師君と称している。その素姓を洗えば、蜀の鵠鳴山にいてやはり道教をひろめていた張衡という道士の子で、張魯、字を公棋という人物だった。

これが、漢中に来て、いわゆる五斗米教を案出し、

「あわれな者よ。みなわれにすがれ。汝らの苦患はみな張魯がのぞいてやる」

と、愚民へ呼びかけた。

民衆の逆境は、このときほど甚だしい時代はない。どこを捜したって満足に家内揃ってその日を楽しんでいるなどという家はない。しかも教養なく、あしたの希望もない民衆は、

「これこそ天来の道士様」

と、たちまち五斗米をかついで礼拝に来る者が、廟門に市をなした。

師君の張魯をめぐって、治頭、大祭酒などという道者がひかえ、その下に鬼卒とよぶ祭官が何百人とある。

不具、病人などが、祈祷をたのむと、

「懺悔せよ」と、暗室に入れ、七日の後、名を書いたお札を、一通は山の上に埋けて、天神に奏するものだといい、一通は平地に埋けて地神に詫をするといい、もう一通は水底に沈めて、