일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しょうせつ ほととぎす

小説 不如帰 

徳冨 蘆花

徳冨 蘆花의 小説 不如帰(しょうせつ ほととぎす)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,742자 · 256화면

아오조라 문고

されども浪子は父の訓戒ここぞと、われを抑えて何も家風に従わんと決心の臍を固めつ。その決心を試むる機会は須臾に来たりぬ。

伊香保より帰りてほどなく、武男は遠洋航海におもむきつ。軍人の妻となる身は、留守がちは覚悟の上なれど、新婚間もなき別離はいとど腸を断ちて、その当座は手のうちの玉をとられしようにほとほと何も手につかざりし。

おとうさまが縁談の初めに逢いたもうて至極気に入ったとのたまいしも、添って見てげにと思い当たりぬ。鷹揚にして男らしく、さっぱりとして情け深く寸分鄙吝しい所なき、本当に若いおとうさまのそばにいるような、そういえば肩を揺すってドシドシお歩きなさる様子、子供のような笑い声までおとうさまにそっくり、ああうれしいと浪子は一心にかしずけば、武男も初めて持ちし妻というものの限りなくかわゆく、独子の身は妹まで添えて得たらん心地して「浪さん、浪さん」といたわりつ。まだ三月に足らぬ契りも、過ぐる世より相知れるように親しめば、しばしの別離もかれこれともに限りなき傷心の種子とはなりけるなり。さりながら浪子は永く別離を傷む暇なかりき。武男が出発せし後ほどもなく姑が持病のリュウマチスはげしく起こりて例の癇癪のはなはだしく、幾を実家へ戻せし後は、別して辛抱の力をためす機会も多かりし。