일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

めいじげきだん ランプのもとにて

明治劇談 ランプの下にて

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 明治劇談 ランプの下にて(めいじげきだん ランプのもとにて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,283자 · 329화면

아오조라 문고

られた。それが始まりで、午後になると時々に給仕をわたしのところへよこして、手が空いているならちっと遊びにおいでなさいと言う。わたしも無遠慮に出かけてゆくと、老人は小綺麗に片付けてある別室に控えていて、茶や菓子などの御馳走をした上に、いろいろの芝居話をしてくれた。老人が歌舞伎座の持主の千葉勝五郎の縁者であるということを私は後に知った。

それにしても、この人はどうしてこんなに芝居のことを能く知っているのであろうと、わたしは実に驚嘆した。最近の明治時代の事どもは勿論であるが、遠い江戸時代に遡って殆んど何でも知らないことはないと言っていい位であった。狂言の事、俳優の事、それを極めて明細に年月日までを一々挙げて説明されるには、わたしも呆れてただぼんやりしている位で、その博識におどろくと共に、その記憶力の絶倫なるにわたしは胆をひしがれてしまった。こういう始末で、初めはただぼんやりと口を明いていたわたしも、その後たびたびその別室へ呼ばれて、だんだんその話を聴かされるに連れて、眼の先が少しは明るくなったようにも感じられた。老人は義太夫の丸本三百余種を所蔵しているそうで、わたしはその中から二百種ほど借りて読んだ。