일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

めいじげきだん ランプのもとにて

明治劇談 ランプの下にて

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 明治劇談 ランプの下にて(めいじげきだん ランプのもとにて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,283자 · 329화면

아오조라 문고

思えば四十余年の昔である。かれも老い、わたしも老いたのは無理もない。しかし私がこれから語ろうとするのは、その中の市川新蔵の奮闘ぶりである。

新蔵のことは前にも書いた。かれは明治二十年の春から名題俳優の一人となっていたが、とかく不遇の地位に置かれがちで、一時は立役をやめて女形に転じたいと言っていたそうであるが、二十三年三月の歌舞伎座で「相馬平氏二代譚」の美女丸が大好評を博してから、俄かにその名声をあげて、或る者は早くも彼を十代目団十郎の候補者として推すようにもなった。かれ自身に果たしてその大望があったかどうだか知らないが、その後の彼の舞台ぶりは一段の緊張を示して、役々ごとに好評を続けていた。しかも彼の運命は悲惨であった。足をうしなった田之助とおなじように、かれは眼を失わなければならなかった。かれは美女丸で売り出した年の七月頃から眼病にかかって、左の片眼を明けていることが出来なくなった。歌舞伎座の盆興行に出勤するはずで、一番目の「しらぬひ譚」で雪岡冬次郎、中幕の「絵本太功記」杉の森の場で慶覚上人、二番目「熱海会津※雁皮玉章」で伊勢屋晋三郎の役々をうけ取り、番附にもその通りに記載されていたが、かれは初日から登場しなかったので、冬次郎と慶覚上人は岩井松之助、伊勢屋晋三郎は坂東家橘が代って勤めることになった。