일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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めいじげきだん ランプのもとにて

明治劇談 ランプの下にて

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 明治劇談 ランプの下にて(めいじげきだん ランプのもとにて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,283자 · 329화면

아오조라 문고

それとても影の薄いのが著るしく眼に立って、わたしはその悼ましい姿をみるに堪えなかった。惜しい人ではあるが、もう舞台の上に長い寿命はあるまいと思われた。

二番目では、菊五郎の蝮の次郎吉と松助のうわばみ久次との息がしっくり合って、これも面白い芝居を見せてくれた。

「助六」もわたしはこの時に初めて見たのであるが、これは「暫」と違って、あまり多くの興味をひかなかった。五月なかばの俄か天気の日で、大入りの平土間のまん中ごろに坐っていたわたしは、その暑いのに苦しめられて、幕切れまでおとなしく見物しているのにかなりの忍耐力を要したことを記憶している。「助六」の台本はかつて『歌舞伎新報』の附録で読んだことがあったが、さてそれを舞台の上で見せられると、第一に時間の長いのにおどろかされた。それでもやはりこれが今度の呼びものとなって「暫」の当時にも劣らない大入りであった。

そのときの主なる役割は花川戸の助六(団十郎)、髭の意休(芝翫)、三浦屋の揚巻(福助)、白酒売新兵衛(権十郎)、朝顔千平(猿之助)、かんぺら門兵衛(八百蔵)、三浦屋の白玉(女寅)、曾我の満江(寿美蔵)などで、その芝居の面白くなかったことは前にも言った通りであるが、助六と意休と揚巻と、この三人が舞台に列んだ姿、まったく錦絵がぬけ出したようなそのおもかげは今もありあり