일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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めいじげきだん ランプのもとにて

明治劇談 ランプの下にて

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 明治劇談 ランプの下にて(めいじげきだん ランプのもとにて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,283자 · 329화면

아오조라 문고

しかし後者は頗る少数で、大体において団十郎は傲慢である、欲張りであるという批難の声が高かった。

そのときに私は榎本虎彦君からこんな話をきいた。又聞きであるから真偽は保証し難いが、桜痴居士はそれに対してこう言っていたそうである。もっとも桜痴居士は平生から団十郎贔屓でもあり、殊にこの大阪行きについて斡旋の労を取った一人であるというから、団十郎弁護は当然かも知れないが、さすがに劇場の内部を知っている人だけに、その議論は急所に触れていた。

「世間ではなぜそんなに騒ぐのか、訳がわからない。かりに団十郎が五万円取ったとしても、市川団十郎として初めて大阪へ乗込む以上、芝居道の習慣として諸方へ配る土産その他の散銭はおびただしいものだ。大阪へ行く時ばかりではない、東京へ帰る時にもまた相当のみやげ物を買って来なければならない。それやこれやを差引くと、本人の手に残るところは精々その半額にも足りないくらいだろう。それを考えたら、五万円も決して高くはないはずだ。それが悪いというならば、団十郎が悪いのではなく、今の芝居道の習慣が悪いのだ。芝居道ばかりでなく、一部の観客もまた悪いのだ。