후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじげきだん ランプのもとにて
明治劇談 ランプの下にて
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 明治劇談 ランプの下にて(めいじげきだん ランプのもとにて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,283자 · 329화면
そのときの狂言は、一番目が芝翫の「朝比奈」、中幕が栄三郎の「八重垣姫」、二番目が彼の柿の木金助。その名題は岡君と相談の上で「金鯱噂高浪」と据えたのである。役割は家橘の金助、八百蔵の権次で、ほかに芝翫、松助、高麗蔵、女寅、四代目片岡市蔵などもそれぞれの役割を勤めていた。
先年の震災で日記全部を焼失してしまったので、確かなことは思い出せないが、なんでも暮の二十七、八日頃と記憶している。歌舞伎座からちょっと来てくれという通知をうけ取って、岡君とわたしは午後四時頃から同座の仕切場へ出てゆくと、二階では稽古最中で、仕切場には大勢の人が押合って混雑していた。やがて座附の狂言作者の竹柴なにがしが二階から降りて来た。この人は明治の末年に死んだが、楽屋内でも意地の悪いという噂のあることを私たちも薄々知っていた。わたしは福地桜痴居士の宅で彼にしばしば面会したこともあり、往来で出逢っても立ち話をするほどに心安くしていたのである。しかも彼が今日の態度は平素と全然変わっていた。彼はよそ行きの切口上で最初から挨拶した。だんだん話してゆく間に、わたしたちのような局外者のかいた脚本を上演するに対して、かれらの一派が著るしい反感を懐いているらしい事は、その態度と語気とでありありと窺われた。