후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじげきだん ランプのもとにて
明治劇談 ランプの下にて
岡本 綺堂
岡本 綺堂의 明治劇談 ランプの下にて(めいじげきだん ランプのもとにて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,283자 · 329화면
観る人もまたそれを要求しないかも知れない。一体に芸の柔かみというようなものは、需要供給ふたつながら近年著るしく減退したらしいから、今わたしが書いているようなことも、現在では殆んど問題にならないかも知れない。それであるから、むかしの人はそれらを非常な問題にしたものであるということを、今の人たちの参考までに書いてみたのである。
団十郎も菊五郎もその病気は割合いに早く癒って、いずれも再び登場することにはなったが、かれらの衰えはだんだんに眼に立つようになった。翌三十四年の十二月には、菊五郎がまた倒れた。それが翌三十五年の春にはようやく回復して、五月興行には久しぶりで団菊顔あわせの芝居が見られるという噂であったが、その五月になると、今度は団十郎が健康を損じて出勤することが出来なくなったので、よんどころなく菊五郎一派は芝翫、八百蔵、染五郎などを加えて開場することになった。勿論、菊五郎は一日出勤したのではなく、中幕の「蜘振舞」で頼光をつとめ、二番目は病気全快のお目見得という触れ込みで、桜痴居士新作の「山中平九郎」を上演し、菊五郎が主人公の平九郎を勤めたのであるが、それは作そのものも余り面白くない上に、なるべく病後の菊五郎を動かさないように書いてあったので、一般の評判もすこぶる悪かった。