일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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めいじげきだん ランプのもとにて

明治劇談 ランプの下にて

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 明治劇談 ランプの下にて(めいじげきだん ランプのもとにて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,283자 · 329화면

아오조라 문고

先度の日清戦争において、歌舞伎派はみごとに新派に打破られて、かれらをして今日の地盤を築かしめたのである。それから十年目で、再びおなじ時節が来た。団菊健在ですらもあの始末であったのに、今や団菊逝き、左団次おとろえ、いわゆる孤城落日ともいうべき体たらくの折柄に、再びこの戦争を繰返されては堪まったものでない。歌舞伎は呪われ、新派は恵まれ、両者の運命はおのずから定まったのではあるまいかと――。

しかもわたしは、その方面から暫らく遠ざからなければならない事になった。当時のわたしは東京日日新聞社に籍を置いていたので、宣戦前から編集上の仕事が非常に忙がしくなった。わたしは更に出征第二軍の従軍記者として戦地へ出張することになった。それらの事情から、とても芝居覗きどころの騒ぎではないので、わたしは自分が受持ちの劇評を三木竹二君にたのんで、編集の仕事と従軍の準備とに昼夜をあわただしく送っていた。したがって、その当時の劇界の状況については何んにも語るべき材料をたくわえていないのを遺憾とするのであるが、その忙がしい最中に小耳に挟んだところによれば、新派は無論に戦争劇を続々上演した。