일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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めいじげきだん ランプのもとにて

明治劇談 ランプの下にて

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 明治劇談 ランプの下にて(めいじげきだん ランプのもとにて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,283자 · 329화면

아오조라 문고

また一度はやはり雨を冒して夜明け前に出かけてゆくと、その狂言の「雪中梅」が俄かに興行中止を命ぜられたというので、そのまますごすごと引返したこともあった。これはわたしばかりでなく、その当時の鳥熊芝居の定連はみな一様にこうした苦い経験を嘗めさせられたのであろう。

そのおかげで、わたしは春木座から狂言の種類をかなりたくさんに教えられた。東京の他の劇場では殆んど出たことのないような狂言をいろいろ見せられた。与一兵衛が真っ白に塗っていて、おかやが顔世御前の身代りに討たれて、定九郎が猿に引っかかれるというような、不思議な「忠臣蔵」も見せられた。かの鶴屋南北の作で、明治以来上場されたことがないという「敵討合法衢」を、駒之助の合法、九蔵の前田大学と立場の太平次で見せられた。

わたしもずいぶん根気が好かったが、春木座の方でもずいぶん根気よくいろいろの芝居を見せてくれた。わたしは春木座へ三、四年通いつづけたお蔭で、殆んど家内で第一の劇通になってしまった。もしこの春木座というものがなかったら、小遣い銭の十分でないわたしが、とてもこんなに沢山の狂言を見覚えられるはずはなかった。