일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しょうわゆうげきたい

昭和遊撃隊

平田 晋策

平田 晋策의 昭和遊撃隊(しょうわゆうげきたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 102,452자 · 208화면

아오조라 문고

狼岩で錨を下した

流は奥へ入るほど、ゆるくなって、水がよどんで来たが、谷はますます狭くなって、やっと『最上』が岩とすれすれに通り抜けることが出来るだけの幅しかない。

ちょっと舵をとり違えると、船は岩角に衝突して大変なことになるのだ。

「兵曹長さん。まるで揚子江の上流を溯ってるようですね。」

さすがの清君も、少し気味が悪くなったのか、心配そうに眉をひそめて、兵曹長の顔をのぞきこんだ。

だが見張番の谷兵曹長は真剣だ。鷲のような眼を爛々と光らせ、じっと前方をみつめたまま、清君を、見向きもしない。

今、一瞬間でも油断したら、恐しいことになるのだ。見よ。谷兵曹長の首すじには、たらたらとあぶら汗が流れているではないか。

いまや『最上』は、岩とたたかい、流とたたかい、死力をつくして、日本海軍の航海術の手並のほどを見せているのだ。

水煙は濛々と谷底に立ちこめ、探照灯の光だけが、闇の中にぼオーッと蒼白い。

狼岩で錨を下した

その時だッ。突然谷の向うの方から、

ごオーッ、ごオーッ……ごオーッ

と、すさまじい地鳴が聞えて来た。そして、高い絶壁の上に、ボオーッと、赤い怪光が見えたのだ。

なんだろう?