후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうわゆうげきたい
昭和遊撃隊
平田 晋策
平田 晋策의 昭和遊撃隊(しょうわゆうげきたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 102,452자 · 208화면
深夜の別
しかも音がない。
無声の飛行艦だ。この点でも、わが武田博士は、フーラー博士に負けていない。
清少年は、うれしくてうれしくて胸がぶるぶるふるえて来た。
「兄さん……」
後は、涙が出て来そうで、声がつまってしまった。
「清、泣くな。これで日本は勝つのだ。しかし、この『富士』は、決して、兄さん一人の頭で考えたのじゃないぞ。天かける神さまに、お祈りして、そのお力で出来たのだぞ。神の力だ。天の力だ。きっと勝つぞ。」博士も声がつまった。
そうだ。あの清い清い富士山の山霊が、ひそかに、博士の大使命を、守っていたのにちがいない。
飛行潜水艦『富士』は、三百キロの快速力で、大鳳のように、月夜の空をかけって行く。
東京へ、東京へ。
フーラー博士よ。悪魔よ。来れ。日本はもう汝を恐れぬぞ!
深夜の別
九月十五日の夜、八丈島の沖合を、怪鳥のように北へ飛んだ飛行潜水艦『富士』は、その後どこへ行ったのか、だれ一人その姿を見たものがない。
ただある夜おそく、武田大佐と清少年が、代々木なる明治神宮の大鳥居をくぐったことを、神苑の森に棲む梟たちは知っている。
二人の黒い影は大きな松かげにうずくまり、神々しい祈の声が聞えた。