후리가나로 읽는 일본 고전
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あさくさふどき
浅草風土記
久保田 万太郎
久保田 万太郎의 浅草風土記(あさくさふどき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,294자 · 318화면
先生も級のものも驚いて、それからは、そういうときにはいつも一番に引っ張り出されるようになりました。――これは自分のうちが色物の寄席のまえで、毎晩定連の格で遊びに行っていたものですから、いろいろ八さんや熊さんの出て来る落語にくわしいのでした。
よく『天災』というやつをやりました。例の隠居さんが出て来て、熊さんに心学の講義をする話で、『いいえ、天災じゃない、せんさい(先妻)なんだよ』というのが下げなのですが、その時分、その『せんさいなんだ』という下げの呼吸がはっきりわたしたちにのみこめませんでした。しかし録ちゃんが口をとんがらかして、巻舌をつかう具合がすっかり皆んなの気に入って、わずかの間に、録ちゃんは、級でも有数の人気役者になりました。
録ちゃんが四年になったとき、録ちゃんの弟が尋常一年に入って来ました。よく似た兄弟でしたが、この兄さん、弟を少しも構いませんでした。構わないばかりでなく、時によると、外のものと一しょになってげんざいの弟をいじめては泣かせました。
もっとも、録ちゃんは、小さいものを調戯うのが好きで、小川学校にいた時分でも、やっぱり、二丁目の質屋の、栄ちゃんという音無しい子を調戯っては、始終、泣かせました。