후리가나로 읽는 일본 고전
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あさくさふどき
浅草風土記
久保田 万太郎
久保田 万太郎의 浅草風土記(あさくさふどき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,294자 · 318화면
そして、その稲荷のそれぞれについていた名まえの、あるいは“蟻の巣稲荷”であり、あるいは“御手洗稲荷”であり、あるいは“無事富稲荷”であり、あるいは“伏見稲荷”であったことを、はじめて知らされた。
――あなたのところと、蕎麦屋の尾張屋。……その時分には、まだ、尾張屋とはいわなかったと思うが……
と、ぼくは、鈴木君にいった。
――ええ、あなたの御存じだった時分のその店は“京屋”という屋号でした。……そのまえは“大纏”。……“大纏”という角力とりがやっていたわけです。……いまの“尾張屋”になったのはずッとあとのことです。
と、鈴木君は、それにこたえたあと、
――で?……
と、ぼくのいいかけた言葉のつづきを促した。
――あなたのところと、その蕎麦屋とのあいだの露地にもありましたね、小さなお宮が?……
――それが“蟻の巣稲荷”です。
――ふだんは寂しい、ねッから人めにつかない露地が、毎年、初午が来ると、その日だけ、急に生き生きと、その存在をはッきりさせたのをおぼえています。……それからみると、浅倉屋の露地に属した一廓にあったお宮、鼈甲屋の松屋の露地を公園のほうへ出抜けたところにあったお宮には、始終、何かしら供物があがっていて、一応、現役という感じでしたが……