후리가나로 읽는 일본 고전
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あさくさふどき
浅草風土記
久保田 万太郎
久保田 万太郎의 浅草風土記(あさくさふどき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,294자 · 318화면
薄白く曇った空からは露がふるとみえ、夜風がひいやりとしめっぽかった。光の弱い稲妻が真黒な本願寺の大きな屋根を折々あかるくした。
徳松は田原町の電車通りを横切り、公園へ抜けられる狭いぬけうらを抜けた。暗いぬけうらには、鮨屋の暖簾があかりの色を遮っている隣に、ゆで小豆の行燈が打水に濡れた敷石を赤く染めていた。宵の口だけまだ、土地柄、人通りが賑やかで、流行唄をうたったりして通る二三人位ずつの群が、夏のなごりを残していた。”
徳松というのは、この小説の主人公で、作者はこの主人公を……この若い袋物職人を、浅草の堀田原に住わせた。だから、“大通りを外れたそのあたり”というのは、この男は、堀田原の家をでて、寿町を経、三間町を越して、田原町一丁目から二丁目に入ったにちがいない。そして、“……電車通りを横切り、公園へ抜けられる狭いぬけうらを抜けた”というのは、「浅草広小路」のなかにしるした“浅倉屋の露地”とともに、嘗ては、“広小路”と“公園”とをつなぐかなめの道だった“相模屋の露地”……いまの“すしや横町”に入ったことは確実で、今日、久しぶりにこの記述を読み返し、“へえ、そうだったのかナ、明治四十三四年には、あの露地、すでにもうそんなになっていたのかナ?”と思った。