일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あさくさふどき

浅草風土記

久保田 万太郎

久保田 万太郎의 浅草風土記(あさくさふどき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 162,294자 · 318화면

아오조라 문고

――しかもそればかりでなく、そのうえ裏に、何につかうともない四五十坪の空地があった。夏はそこに土俵がつかれた。――その場所へ持って行って、器械体操をこしらえたものである。

ここに器械体操というのは「鉄棒」の謂である。その少しまえ、学校の運動場にはじめてそれがとりつけられ、ものめずらしいのに、わたしたちは夢中になった。それがやりたいばかりに、朝、課業のはじまる一時間もまえから、わたしたちは学校へつめかけた。大ぶりだの、中ぶりだの、海老上りだの。……一日も早くそうした離れわざまで行きたいと、毎日、砂だらけになってわたしたちは勉強した。

その「鉄棒」が友だちのうちに出来たのである。これに如くわたしたちの歓びはない。――うちへ帰るのをわすれて、わたしたちは、屡※(二の字点、1-2-22)平ちゃんと一しょに食ッついて行ったわけである。

さそわれるまま、ある日もわたしは食ッついて行った。十二月のはじめの、日のつまるさかりの、しかも曇って寂しい日だったが、わたしたちはそんなことに頓着なく、兵隊に行ったことのある洗い方を師匠番に、シャツ一つになって、ようやくのこと卒業することの出来た肱かけを幾たびとなくやり返した。