후리가나로 읽는 일본 고전
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
すると翌朝、その高瀬という人から裁判所の検印のある手紙が届いた。
「拝啓。小生は今朝新聞紙上にて、貴君の御入監被成候趣を知り、如何に社会民衆のためとは申し乍ら、誠に御同情に堪えざる次第に御座候。未だ貴君には一面識もなき小生に候えども、聊か御苦心を御慰藉申上度と存じ、今朝より向う一週間分食事の差入を致度候に付右御願御了承被下度候。尚小生に為し得る事は喜んで御用命可致候間御遠慮なく仰せ付被下度候。御在監中は御自愛専一に被遊無事御出嶽の日を御待申上候。草々 栃木町室町、高瀬仁之助」
こうして犠牲者を出したものの、被害民たちの結束した行動は、脛に傷もつ地方議員や、なお迷いの覚めない示談契約者たちを畏怖させるに十分であった。彼等は戦々兢々として、或は警官の保護を願いでたり、或は自己弁護のために他の被害民の誹謗をこととした。またなかには家財を取りかたづけて東京へ出奔し、鉱業人古河の庇護を受けるものさえあった。
一方正造は、鉱業調査会に対してすすんで材料を提供するためにも正確な調査の必要をかんじ、芝口及び雲龍寺の両事務所を督励して、そのことに当らせた。
ともかく情勢は有利に展開しつつあった。