轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
だいうちゅうえんせいたい
大宇宙遠征隊
海野 十三
「国民五年生」1941(昭和16)年4月号~(終号未詳)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 53,967 字 · 109 页
その胴に、ときどき前にいく僚艇の噴射瓦斯が青白く反射する。また、ときおりは、空を一杯に、ダイヤモンドをふりまいたような無数のかげが艇の胴のうえに、きらりと光をおとすこともあった。
ごうごうたる爆音をあげて、とびゆく噴行艇の群!
右まきの螺旋形をつくって、行儀よくとんでいく噴行艇群だった。
群は、前後に、いくつかのかたまりになって、無数の雁の群がとんでいるのと、どこか似たところがあった。
噴行艇の胴に、黄いろい鋲のようなものが並んでみえる。しかし、それは鋲ではない。丸窓なのである。
丸窓の類は、一つの噴行艇について、およそ百に近かった。その黄いろい丸窓から、人間の顔が一つずつのぞいたとしても、百人の人間が、艇内にいるわけだ。なんという大きな噴行艇であろうか。
しかし、噴行艇には、百人よりも、もっとたくさんの人間がのりこんでいた。
これから、わたくしがお話しようと思う噴行艇アシビキ号には、二百三十人の日本人がのっている。みんな日本人ばかりであった。
いや、日本人がのっているのは、このアシビキ号だけではない。今、この大宇宙を、大きな一かたまりになってとんでいる噴行艇の、どの艇にも、日本人がのっていた。