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にっき
日記
宮本 百合子
13 一九二七年(昭和二年)
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 40,068 字 · 81 页
二月二日
二月三日
二月四日
二月五日
二月八日
二月十日
見学にはなった。
Y、やっぱり家で仕事することに決す。仕事には家ほどよいところはなきなり。若しそうでなかったら、古来大文豪など世界漫遊しつづけたろう。
二月二日(水曜)晴
今日は関さんが見えるかと楽しみにして居たのに音沙汰ナシ。
二月三日(木曜)
何となく体の工合不活溌だ。去年の日記を見ると、やはり十何日か頃、神経衰弱的になって閉口して居る、今年はカゼが長いのでわるし。どうかなってしまうかと思う位永シ。
床につく。
Y、こんなの生活じゃない、スウェーンだと云う、豚の暮しという。仕方なし。
苅田さん山内さんのかえりによった。プーシュキンの「スカーズカ、ツアリ・サルターン」〔「サルタン王物語」〕をあげる。
サダがかえって来た。
二月四日(金曜)
福は内鬼は外をやる。
二月五日(土曜)
かぜの工合もわるいので仕方なく、今日山内さんのケイコから真直、東京駅に廻って国府津へゆく。
二月八日(火曜)
国府津からかえる。お澄さん来て居た。おそくなってかえったの故、いそいで、モヤーおどろかすつもりで台処からそっと入って行ったら、お澄さんと居、がっかり。
二月十日(木曜)
Y、いよいよ思い切って、ロシアに半年でも一年でも居て来る決心きめた。