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にっき
日記
宮本 百合子
13 一九二七年(昭和二年)
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 40,068 字 · 81 页
二月二十七日
二月二十八日
三月一日
三月二日
その美、根気よさを知らないで一生過しては、実のない木のようだ。寂しい。心の美を知らずにしまう。
○今日仕度にケイコやすむ。Yは外出。
二月二十七日(日曜)
信州へ出発、下諏訪へ泊る。
二月二十八日(月曜)
下諏訪、上スワ、チノ見る。
チノ、寒い寒い。一本道、右手山と寺、百姓や、左、雪だらけの田、こおったみかんたべた。どろんこ。
芸者、メリンスのきもの、島田、爺。
上スワ、上スワかっぽーの女給、白鳥社という本や、カフェとはっきりよむ。
となりの部屋の男ジンゲルを買う。実ににくらしくマター・オブ・ファクト。すぐフロに行った。Yと私、先客のあくのを待って居たのに、ヨゴレタ男に入られ、Yフンガイ、迚も湯をアビルこと、あびること!
三月一日(火曜)
立って、浅間温泉に来る。宿から日本アルプス見え、いい雄大そうな景色。
静かな家
いやな、スベル水はけの急な宿のフロ。
目の絵の湯、きずの湯、せんきの湯、笹の湯、菊の湯などあり。目の絵の湯というのなど面白し、古風で。
どびんこを一つ買う。ちり紙ぼられた。
Y、かぜ苦しくよく眠られず。 ×
三月二日(水曜)
八時に立つのをやめて、十二時五分の自動車で、ガマ郡へ来る。