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にっき

日記

宮本 百合子

13 一九二七年(昭和二年)

N3 · 进阶 · 新字新假名 · 40,068 字 · 81 页

青空文庫

四月一日

四月二日

四月三日

四月四日

おかあさまの残骸だと思ったら僕可哀そうで可哀そうで泣いちゃった。そしたら、分ったらいいだって云うんだもん…………

四月一日(金曜)

さて、Y、久しく希望して居た通り、愛国婦人をやめた。あしかけ八年であった由。

もうこれから締切り、校正ナシ、万歳、万歳。

然し、Y、何か不安で沈んで居る。わが心も苦し。

四月二日(土曜)

スエ子来、古川さんと殆ど一緒でしょげて居た。

夕方、Y渋谷まで顔そりにゆくので三人で出かけ甘グリを買い、『少年クラブ』、私は「絵のない絵本」を買い、Yはミルクリーを買い上々でかえる。

スエ子泊る。

○古川氏来。

四月三日(日曜)

アミノさん、和田さんつれ立って来た。三時頃。

スエ子かえる。

夕飯をたのしくたべ、九時すぎ四人で歩いて送った。

四月四日(月曜)雨

花の茶やで秀雄さんに会う。フランス展、バルザック。その前、松やにゆき、銀行にゆき、海市にYの洋服――レインコートあつらえ、銀座の早見君子のところで、Y髪のしまつさせたが、たまらない髪。オリエンタルで、帽子かう。

秀雄さん来て泊る。

フランス展、彫刻がすきなのが、はっきり分った。

バルザックの像はどうだ。