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にっき
日記
宮本 百合子
13 一九二七年(昭和二年)
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 40,068 字 · 81 页
十二月五日
十二月六日
十二月七日
十二月八日
大分ノスタルジャにかかって居るらしい記者に会った。
夜八時四十分長春着。ビューローの人が来て居て荷物のこと、その他してくれ、小一時間街を歩いた。雪余りふかくなし。十時十六分発ハルビンに向う。干城子の駅長の細君と同室す。モヤ南京虫にクワル。
十二月五日(月曜)
朝八時前ハルビン着。
モデルンに泊る。室日本の九円、二重窓の間に置いてある赤い水の入ったコップ。
ハルビンは大安=ドルなり。一円が1.30になる割合であった。
中山さん、カルペイ夫人。
夜毛皮をつくらせた。梅原商店の鶴峯という人のキモいりなり。
パレス「ブラック・エンジェル」
十二月六日(火曜)
カルペイさんと買物、夜露新聞記者二人来、一人に通訳としてついて来たのが加賀美さんという人で、モヤの友達の弟。
つれ立って中山さんへゆく。
十二月七日(水曜)
奥さんという人達と日本食
昼、加賀美さんの宅で図書館長、夫人、国際運輸の上田さんの傅家田、新市街(キタエスカヤ辺よりずっと品よく)ハルビンは(支那十二三万人、日本三千五百、ロシア数万の由)。
ハルビン出立
十二月八日(木曜)
満州のはずれの実に荒莫とした風景。