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にっき
日記
宮本 百合子
21 一九三七年(昭和十二年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 23,646 字 · 48 页
九月一日
九月二日
九月三日
会ってきいて見ると、体のことに関してなら別にかまわない。そう云っておけという。
医務の方から体のことを注意したらしい。やはり、それを利用しようとしている。
人間は感情の動物ですから 云々
法律には自由サイ量の余地があって云々、女房に会わすのだってこっちの腹次第ということを云って盛に消極的威嚇をやっている。虫奴! 不徳の致すところ云々。
〔欄外に〕
面会。熱が七度四分ばかり出ている。工合なかなかわるいらしい。
九月一日(水曜)
〔発信〕第二十八信
朝のうち又裁判所へ行って話す。いかにも心持よくない後味である。
人物が小さすぎる。だからどうしても小口からくいにかかる。
結局人間というものの評価もきまっていないことをことごとに「語るに落ち」て示している。困る。
九月二日(木曜)
緑郎三日にフランスに立つ。東京駅からつばめで立つのを送る。咲枝須磨の友達のところへとまりがけでゆく一人。
五時五十分ので太、サエ、国、自分、国府津へ来る。夜ター坊をねかしてから国と二人二時頃までいろいろのことについて話す。
九月三日(金曜)
○一日つまらないがつまらなくもない雑誌をよんで暮す。