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にっき

日記

宮本 百合子

21 一九三七年(昭和十二年)

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 23,646 字 · 48 页

青空文庫

九月十八日

九月十九日

九月二十日

○『読売』に「金色の口」二枚かく。

九月十八日(土曜)

柳瀬さんが来て21畳で18円とかいうアトリエの話をする。寿大のりきになってきいて貰うことにする。又西落合に芝生があって、6・4.5・3に十八畳位のアトリエで南もあいているのが 600 で整理するというのがあり、これもきいて呉れる。

自分大きい一つの部屋が欲しい。気分のかわることを欲する。しかし西落合、森山を思い出していやである。豊島のこの辺は去りがたい。

〔欄外に〕

小雨

防空最終日。夜間の飛行はやらず、本ものと間違えるといけないからの由。

古本屋へ行って大仏の「赤穂浪士」をかって来て一晩によむ。大仏の苦心がわかる、しかし「由比正雪」はやはりこれ以上の作である。

髪を洗う。

九月十九日(日曜)

テーブルを壁際にもって来てすこしは左光線になるようにする。

宮の夜着出来て来る。

〔欄外に〕

小雨

九月二十日(月曜)

アンナ・カレーニナの初日を見る。

○小川さん来、二百枚も小説を期待していたというのには困った。

○一年四回、『文芸』に小説をのせることにきめた。

九月二十一日(火曜)

「『土』と当時の写実文学」