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うんせききこう
柳宗悦 民藝紀行
柳 宗悦
柳宗悦『柳宗悦 民藝紀行』。同一底本的分册已合并为一书。收入:雲石紀行、沖縄の思い出、思い出す職人、樺細工の道、北九州の窯、現在の日本民窯、小鹿田窯への懸念、全羅紀行、台湾の民芸について、多々良の雑器、地方の民芸、苗代川の黒物、日田の皿山、北支の民芸(放送講演)、益子の絵土瓶、蓑のこと、野州の石屋根、陸中雑記。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 133,050 字 · 276 页
この朝の主なる収獲は、木工品、竹工品、陶器、その他。予期以上の種目であった。中でも購った粗陶器の量は多い。これらは皆水甕や漬物甕や鉢等に用いられ、どの民家も十や十五持たない所はない。青磁や白磁や染附の焼物に比べてごく質素なものではあり、今も盛に焼くものであるから、誰も粗末に見て庇ってはくれぬ。しかし何であろうと朝鮮固有の品に醜いものはあり得ない。これらの品が仮りに絶えたとするなら、朝鮮の焼物として驚きを以て振り向かれる時が来るであろう。粗末でも健全である。形に間違がない。
昼は思いがけなく府尹である未知の増田道義氏から饗応を受けた。これも不思議な縁であった。柳の朝鮮に関する著書が仲立ちであった。私たちは旧知の友の如く、心おきなくお互に語り合った。同氏の朝鮮に対する誠実なまた情熱のある態度は、私たちの心を明るくさせた。役人としてこんなにも朝鮮の生活に喰い入ろうとしている人は異例に属するであろう。剣道にいそしむ同氏の生活も、同氏をますます精神家にさせているように思える。話題は自から朝鮮のことに集中する。そうして木浦の将来を語り、また儒達山のことに言い及んだ。