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ふくいんさつじんじけん
復員殺人事件
「座談 第三巻第六号~第七号、第四巻第一号~第三号」1949(昭和24)年8月1日~9月1日、1950(昭和25)年1月1日~3月1日(未完)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 96,621 字 · 195 页
女性のスポーツはバレーに限りますよ。ボクのかねての持論なのです。美しき肉体はバレーから。ボクはそれをお嬢さんに証明していただいて、まったく愉快です。どうも、長々失礼しました」
そして我々はひきあげた。
探偵たちは、口をつぐんで語らなかった。訊問のあとは、いつも、こうだ。喋ることによって大切な何かゞ気化して、発散してしまうことを怖れるように。
ヤボでも、私の方から、訊かなければならないのである。
「どうだい。博士。うるところがありましたかね」
「皆目なし。もっとも、お嬢さんが探偵をやるのには、ホレボレしましたな」
「え、ほんとのことを教えてくれよ。何かありそうなものじゃないか」
「全然なし、ですよ。ボクは相変らず、バカの一念、ピストルで頭がもちきりなんですよ。先生に低脳ぶりを笑われるのは覚悟していますよ」
彼は愉しそうにニヤニヤ笑うばかりであった。
附記 龍教などという怪しきものが登場、大孫の出現に至って、読者もドギモをぬかれたかも知れません。悪気があるわけではありません。探偵小説というものは、色々と怪しきものが登場するナラワシになっていますから、何事もインネンです。