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ふくいんさつじんじけん

復員殺人事件

坂口 安吾

「座談 第三巻第六号~第七号、第四巻第一号~第三号」1949(昭和24)年8月1日~9月1日、1950(昭和25)年1月1日~3月1日(未完)

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 96,621 字 · 195 页

青空文庫

昨日も今日もフグ食って悪いことはないでしょう」

「そんなに時々食うのかね」

「日曜、祭日、時に土曜日もね。フグ次第さね」

さすがの大矢捜査主任も、どうしたワケかムッツリと考えこんでしまった。ひどく不キゲンの様子であった。いつも重吉におどろかされるせいだろうか。

私にはワケが分らず、巨勢博士を見ると、彼も妙に考えこんでいるようだ。

それをニヤニヤ眺めているのが、重吉である。

そのとき、刑事の一人が報告にきた。

「ただ今、八雲先生から報らせがありましたが、定夫は死亡しました。死因は、フグ中毒にまちがいないそうです」

附記 先月号に重大な誤植がありましたから、訂正しておきます。あとでインネンつけられると、いけませんから。

二月号。

八九頁。二段目の二十一行目から。

「ハテそれは、なぜでしょう」

「復員の安彦兄さんをニセモノと知っているのは蔭の作者だけです云々」

右のが正しいのです。二月号のは間違って、ズッと一人の言葉のようになってますが、

「ハテ、それはなぜでしょう」

で、切らなければならないのです。

八七頁。第一段。十五行目。

第一、一ヶ月ほど以前より、家族に会いたい、近々家に帰る、云々