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にっき

日記

宮本 百合子

13 一九二七年(昭和二年)

N3 · 进阶 · 新字新假名 · 40,068 字 · 81 页

青空文庫

四月三十日

五月一日

五月二日

五月三日

五月五日

五月六日

五月八日

五月十四日

五月十六日

四月三十日(土曜)

関さんと子供と自分帰京。

林町にまわって泊る。

どうしようか、又戻ろうか、こちらで仕事して行こうか思い迷ったが、迚も落付けず。戻る決心をする。

五月一日(日曜)

那須へ持ってゆく買物いろいろする。英、国と一緒に松や三越にて。かえりに、築地河岸で一寸息を入れ、それより渋谷まで省線。

五月二日(月曜)

十一時いくらかので立って来る、天候余りよくなし。

Y、待って居たのに、苅田さんのロシア語の先生のこと、ちゃんとしなかったと云っていきなり怒る。

自分、がっかりし、こんなに思いつめて来たのにと涙を出す。

五月三日(火曜)

仕事こねだす。

五月五日(木曜)

仕事に着手。

五月六日(金曜)

秀雄来。

五月八日(日曜)

Y、私の仕事のために、秀雄の部屋で食事することにしてくれた。大いによし。

五月十四日(土曜)

「街」五十五枚出来上る。

五月十六日(月曜)

天気よろし。Y、秀雄、自分、塩原へドライブす。一時間半ばかり。

清琴楼の浴室。動物園のアザラシの檻。

一泊。日よし、河鹿の鳴声。秀雄、彼女ありせば、我等 tete a tete なりせば。皆満足せず、可笑しい晩であった。