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にっき
日記
宮本 百合子
13 一九二七年(昭和二年)
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 40,068 字 · 81 页
八月二十一日
八月二十二日
八月二十三日
農民小説中、「一夜の宿」、好い心持でよんだ。自分のは広告だけ、内容にはない、長すぎたのだろう。
○仕事をしまって、庭を眺めつつ、自分本当にYの心を持って居るのだと思った。心故形がない。自分の内から追い払うことも追放することも出来ない。と。
○Yからインスピレーションを得るには、「知らないところ」なければいけず、常に或距りが大切、心持の。つまり対手を大切に思う心持もその一つ。
八月二十一日(日曜)
きのう仕事をして、大分楽になったかと思ったが実はまだ上面ばかりのものであったらしい。
やはり苦しい。「善魔」、「人間の意志」をよむ。
八月二十二日(月曜)
「多情仏心」をよむ。
八月二十三日(火曜)
○友と友との間というようなことについて深く感ず。この世の柱は友愛だ、恋をする――苦しむ――友を求む。病む、貧する――友を求む。友は宝。友なきは此世の貧者。
○安田へゆき、ヴヴノワさんへ電話したら留守。愛国へよりお澄さんと二時間喋り。※(「凪」の「止」に代えて「百」、第3水準1-14-57)月でおフーちゃんと三人で食事。円タクでムサシノへ行く。ボー・ジェスト、砂漠の熱風、二度目ながらボー・ジェストやはりよかった。