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にっき

日記

宮本 百合子

13 一九二七年(昭和二年)

N3 · 进阶 · 新字新假名 · 40,068 字 · 81 页

青空文庫

十二月三十日

十二月三十一日

〔備忘録〕

十二月三十日(金曜)

○ニキーチナ夫人のところへ夜八時から二人で出かける。米川氏来ない方がずっと愉快で、ニキーチナ夫人の気のよいところ感じられ心持よかった。

十二月三十一日(土曜)

○秋田さん達レーニングラードからかえって来た。暫くレーニングラッドの讚美。黒田君、批評的笑いを洩して居た。

○やはり年の暮らしく、又土曜日の買物日らしく、あちこちの店、賑やかに人の出入りあり。

○午後黒田礼二氏来、秋田さんのところの連中と話して居るうち、一つ賑やかに年越しをしようではないかということになり、自分達芸術座のマーラヤ・スチェナー〔小舞台〕に呼ばれて居たのをことわりに伝えて、Yの発案にて一人前一留十哥ずつ出し、自分達買いものに出た。ハム、ソーセージ、胡瓜、菓子、チーズなどにて送年。かくし芸など出て、三時頃床についた。除夜の鐘ならず。

〔備忘録〕

一月に書いたもの

是は現実的な感想――ウーマンカレント

沈丁花     ――文芸春秋

一月二十八日 Yナスに出発 松川やよくない由。

同三十日 Y帰京。

二月に書いたもの 海浜一日――

二月五日 林町両親、スエ子と国府津にゆき同八日 帰京。