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にっき

日記

宮本 百合子

21 一九三七年(昭和十二年)

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 23,646 字 · 48 页

青空文庫

二月十九日

二月二十日

二月二十一日

稲子には私の心持がよく分った。mどう分るであろうか、分ってくれることを切に切にのぞむ。

二月十九日(金曜)

十一時頃からM来、夕刻までいる、G君かえる迄待たせて貰っていいですか、直接話したいことがあるから云々。夕刻G子かえる。夕飯、洋服やへゆく予定であったから行きなさい、二人で。かえって来て曰ク、目白駅まで一緒に行って、決して一緒に生活などしないのだからそのつもりで。稲ちゃんや私にきみから云ってくれ。母、姉は関係のないことだから何にも云わないで、と。きみからそのことをはっきりさせてくれ(!)男の申すことなり(!)

佐藤さん、稲子つれ立って、台所をしていたときに来る。皆で夕飯。

〔欄外に〕『乳房』出来て来た。

二月二十日(土曜)

午後、金さん、小説について。いろいろ話す。

今年の二十日は別に皆あつまることもしなかった。去年はウェルテルに集った由。

夕飯に寿、咲、太郎来、かえりにくっついて行って、風呂に入ってグーグー眠ってしまった。

二月二十一日(日曜)

戸につける鍵を丸ビルで買い、関氏の祝ものを買い、文をつれて来る。

G子部屋の引越し。

夜実にのうのうとして眠った。