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ふしぎくにたんけん

ふしぎ国探検

海野 十三

「ラジオ仲よしクラブ」1947(昭和22)年9月号~1948(昭和23)年7月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 59,118 字 · 120 页

青空文庫

「私たち子供はいいんですかしら」

「あなたがた二人は、松永老人の孫あります。それなら大丈夫、入場許されます」

「なかなかやかましい会なんですね」

「そうです。心霊が霊媒の身体にのりうつって、ふしぎなことをいたします」

「心霊とは何ですか。霊媒とは何でしょうか」

「心霊とは人間の霊魂のことです。たましい、ともいいます」

「ああ、たましいのことですか。先生、人間が死んでも、たましいは残るのでしょうか」

「さあ、それが問題です。今夜の実験をごらんになれば、それについて一つの答を知ることができましょう」

「たましいなんて、人間が死ねば、一しょになくなってしまうもんだ。たましいがあるなんて、うそだと思うよ」

東助は、心霊の存在をうち消した。

「でも、あたし本当に、人魂がとぶところを見たことがあってよ。あれは四年前の夏だったかしら」

「あれは火の玉で、人間のたましいじゃないよ。ねえ、先生」

「さあ、どうでしょうか」

いつになくポーデル博士は、今日ははっきり答えない。

「先生。霊媒というのは、どんなものですの」

「おお、その霊媒です。霊媒は特別の人間であります。そして心霊と人間との間にいて、連絡をいたします。