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ふしぎくにたんけん
ふしぎ国探検
海野 十三
「ラジオ仲よしクラブ」1947(昭和22)年9月号~1948(昭和23)年7月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 59,118 字 · 120 页
そばへ寄ってみると、たしかに大型のガス・タンクほどの大きさなのでおどろいた。
上へのびている柱は、いずれも大汽船の煙突よりも太かった。そういう大きな柱が林のように並び、上の方へのびて、はては海水にかすんで見えなかった。いったいこれは何であろうか。
そのとき樽ロケットは、海中の柱の林をぬって進んでいたが、急に頭を下へ向け、柱にそっておりていった。やがて例の大型のガス・タンクのようなものの上に停る。
タンクの屋根は平らになっていた。そして黒い線でたくさんの円がかいてあり、その円には数字が書きいれてあった。樽ロケットは(8)という円の中にのっていた。
とつぜん(8)の円がへこんだ。
へこんだのではない、樽ロケットをのせたまま円盤が下りていく。
「どうしたんですか、ポーデル先生」
先生は操縦席から立って、こっちへくる。
「もうついたのです。海底国へついたのですよ。あとはむこうが樽ロケットごと、うまく中へいれてくれます」
「海底国ですって」
「そうです。私たちは海底国の入口にいるのです。五重の扉が順番に開いたり閉ったりして、私たちを中へ入れて開かれます。
「五重の扉ですか。