轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
「てらだとらひこのついそう」あとがき
寺田寅彦 わが師の追想
中谷 宇吉郎
中谷宇吉郎『寺田寅彦 わが師の追想』。同一底本的分册已合并为一书。收入:「寺田寅彦の追想」後書、実験室の思い出、墨流しの物理的研究、墨並びに硯の物理学的研究。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 31,239 字 · 65 页
墨のおり方と粒子の直径との関係
硝子と石の硯との間では、表面に吸着している水か有機物の薄膜かが、硝子を密着させてμgを大ならしめているので、表面が粗い間はその影響が少ないから、少し磨いた状態で却ってμgが大きい。金属の面ではそのような現象は起きなくて、石の場合に特別な現象であるというのである。端渓が手触りが冷たいとか、濡れたような感じであるとかいうようなことも、熱伝導の問題と簡単に片づけず、表面膜の性質まで調べたら、色々面白いことが分かるだろうと思われる。
墨のおり方と粒子の直径との関係
「第七図」のキャプション付きの図
第七図
磨墨につれて墨のおりる量Qが減少することは、上述の通りであるが、その際粒子の直径Dも段々小さくなることが、実験的に確かめられた。即ちDとnとの曲線を作って見ると、第四図または第五図と似た形になった。このことはQとDとの間に簡単な関係があって、墨の速くおりる時は、粒子が大きいということになる。QとDとの関係を図示すると第七図のようになる。ここで面白いことは、紫雲石と雨端石とが同一直線上に載り、真鍮と鉄とが別の直線上にあるということである。即ち石の硯と金属とでは、墨の粒子の大きさが断然違うのである。