轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
がん
雁
壱、弐、参「スバル 第三年九号」1911(明治44)年9月、肆、伍「スバル 第三年十号」1911(明治44)年10月、陸、漆「スバル 第三年十一号」1911(明治44)年11月、捌、玖「スバル 第三年十二号」1911(明治44)年12月、拾、拾壱「スバル 第四年二号」1912(明治45)年2月、拾弐「スバル 第四年三号」1912(明治45)年3月、拾参、拾肆「スバル 第四年四号」1912(明治45)年4月、拾伍、拾陸「スバル 第四年六号」1912(明治45)年6月、拾漆、拾捌「スバル 第四年七号」1912(明治45)年7月、拾玖「スバル 第四年九号」1912(大正1)年9月、弐拾「スバル 第五年三号」1913(大正2)年3月、弐拾壱「スバル 第五年五号」1913(大正2)年5月、弐拾弐、弐拾参、弐拾肆「雁」籾山書店1915(大正4)年5月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 73,950 字 · 147 页
いてもいなくっても好い人間だから、相手にはならないでしょう。そうね。いてもいなくってもじゃない。いない方が好いに極まっているのだっけ」
「いやにひねくれた物の言いようをするなあ。いない方が好いのだって。大違だ。いなくては困る。子供の面倒を見て貰うばかりでも、大役だからな」
「それは跡へ綺麗なおっ母さんが来て、面倒を見てくれますでしょう。継子になるのだけど」
「分からねえ。二親揃って附いているから、継子なんぞにはならない筈だ」
「そう。きっとそうなの。まあ、好い気な物ね。ではいつまでも今のようにしている積なのね」
「知れた事よ」
「そう。別品とおたふくとに、お揃の蝙蝠を差させて」
「おや。なんだい、それは。お茶番の趣向見たいな事を言っているじゃないか」
「ええ。どうせわたしなんぞは真面目な狂言には出られませんからね」
「狂言より話が少し真面目にして貰いたいなあ。一体その蝙蝠てえのはなんだい」
「分かっているでしょう」
「分かるものか。まるっきり見当が附かねえ」
「そんなら言いましょう。あの、いつか横浜から蝙蝠を買って来たでしょう」
「それがどうした」
「あれはわたしばかしに買って下すったのじゃなかったのね」