輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
ちめいのけんきゅう
地名の研究
柳田 国男
線上閱讀柳田 国男《地名の研究(ちめいのけんきゅう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 176,308 字 · 347 頁
も逐次に移って行ったのかも知れぬと思うようになった。そこでそのお礼のため、かつは鉄が今日の問題であるのを機会として、この余白にすこしく各地のタタラを列記しておこうと思う。もちろんこれだけが自分の知る全部ではない。ただこれほどにも分布しているということを説くまでである。このついでに一言したいことは、鉄工所をタタラと称したことは近頃までの事である。『芸藩通志』巻五十九にも「炉所は鉱山遠からずして炭木の多き地を見立て打ち納むるなり。木伐り尽せばまた善き場所を撰びて打ち替うるという。五年八年に木の尽きざる所を択ぶなり云々」とあって、なお備後各郡物産の条に砂鉄鉱のことが詳しく述べてある。出雲の鉄鉱のことは『雲陽志』に見えている。筑前糸島郡怡土村大字川原には、山神山の中に東蹈鞴・西蹈鞴という地があって、その辺の田を耕せば往々にして鉄屑が出たという(筑前続風土記拾遺)。東国では上州邑楽郡多々良村の多々良沼に、大昔鋳物師が来て蹈鞴を沼の岸に据え、その跡の地名を金糞と称して、今でも金糞が出ることは前にいうたことがある(前項)。越後南蒲原郡鹿峠村大字曲谷の字蹈鞴沢は、往古この沢に鍛冶の住せるにより、その山を鉄屑山といい、沢をタタラサワと呼んだと、四年前に出た『嵐渓史』