輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控 猿回し
野村 胡堂
線上閱讀野村 胡堂《銭形平次捕物控 猿回し(ぜにがたへいじとりものひかえ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 125,671 字 · 252 頁
「つまり、曲者はうんと力のある男か、二、三人の仕業ということになるのだよ、下女のお新は、お通を二階から突き落したかは知らないが、髪を切った曲者でも、風呂場でお通を殺そうとした曲者でもないことは確かだ。目黒の浪次などは、イヤがらせに吹矢を飛ばすのが精一杯で、大した企みを持った男じゃあるまい」
平次の考えは、まことに水も漏らしませんが、そうかと言って、娘のお照を殺した下手人の見当もつかないのです。
「驚きましたね、すると人殺しの下手人は主人の弟の辰之助か番頭の宇吉か、お照の兄の幾太郎かということになりますね」
「他には男が無かったかな、――ところで、下女のお新が、そんなに妾のお通を怨んで居たのかな」
平次は又観点を変えました。事件が解決するまで、根津の石井家から眼を離さないように頼んで置いた八五郎は、何んか新しいものを嗅ぎ出して来ているに違いありません。
「犬と猿ですよ。劫を経た下女――それもちょいと爪外れの良い年増と、美しい後添の女はどんなものか、親分にも見当はつくでしょう。まして、石井依右衛門は気が多くて脂切って居るから、良い年増のお新に、チョッカイ位出して居るかもわからず、一方新造のお通は、尼返りで若くて綺麗で、気が弱そうで、おまけにお妾と来て居るでしょう。